Canon EOS 6D + Canon EF50mm F1.4 USM
加齢のせいか、最近目が疲れやすくなってきた。
撮影者的に言うと、目のピントが合いにくくなってきたのほうが正確か(笑
目のピントが合いにくくなることで直接支障がでるのは手動でピントを追い込む作業。
これがしんどい。
で、結構気に入っていたフォクトレンダーのマニュアルフォーカスレンズを渋々売りに出し
かわりにメンバーになったのがオートフォーカスの「Canon EF50mm F1.4 USM」。
キヤノンでは「標準レンズ」と呼ばれているらしく、要は「基本」のレンズらしい。
Canon EOS 6D + Canon EF50mm F1.4 USM
F1.4という久しぶりにハイスピードレンズがメンバーになり嬉しい。
今日はなぜかいろいろ書きたいので書く。
このレンズは1993年に発売されたにも関わらず、いまも製造されている現役レンズ。
なんと20年以上も続いているロングセラーだ。
1993年と言えば、まだフィルムカメラ全盛の頃なので、当然このレンズもデジタル撮影などを前提に設計されていない。
なので、解像度とか、色収差とか、歪みとか、まあいろいろな面で最新のレンズと比べるとスペックが劣る。
にも関わらず、良いレンズ。
最近の好みは、表現の幅が広いレンズ。
以前は、絞り開放からクリアーな像を結ぶレンズが好きだったし、実際、最新のレンズもその方向性で開発されて続けているはず。
なぜ絞り開放からクリアー(解像度の高い)なものが好まれるかと言うと、シャッタースピードが稼げるので手振れや被写体ぶれをなくし失敗写真を減らせるし、センサー感度を上げなくて済むから画質が劣化しないという良いことづくめだから。
Canon EOS 6D + Canon EF50mm F1.4 USM
でも絞り開放からクリアーなレンズは、表現の幅が狭い。
ピントを保持しつつも、あえて解像感を抑え、ソフトな表現をしたい場合には対応できない。
また、古いレンズは逆光時にモヤがかかったようになりコントラストがぐっと低下してしまう「フレアー」と呼ばれるものや(上の写真もがっちりフレアー出てます。少し調整してますが)、レンズ内で光が干渉し、実際にはない「ゴースト」と呼ばれる光線のようなものが出る場合があるのだが、これらは写真をクリアーに撮影できない「悪玉」とされていて、最新のレンズではこれらを極力解消するように開発されている。
けれど、僕的にはこれらの悪玉現象も表現の幅を持たせてくれる要素なので、必要。
なので、最新のレンズよりもオールドレンズの描写のほうが好きだったりする。
で、このEF50mm F1.4 USMは、上で書いたような悪玉をたくさん抱えているけれど僕的には表現レンジが広く、逆に使いやすいレンズということなのだにゃ。しかも絞ればちゃんとキリッと解像するという懐の深さもある。
キヤノンさんがここまで見据えて、この古いレンズを販売し続けているとすれば、撮影者のことをよ〜く理解しているのね〜うっふんと惚れてまう。
このレンズはずっと残してほしいなぁ。
Canon EOS 6D + Canon EF50mm F1.4 USM
ところで、最近また描写の好みが変わってきた。
もともとピント面はシャープながらも全体的には軟調の描写が好きだったのだが、最近はますます柔らかな描写が好みになってきた。
なので手持ちレンズを入れ替え始めている。
手始めにヒト撮りの時に使う望遠ズーム70-200をキヤノンからタムロンに変えた。
今週末に届くので、週末にはテスト撮影の写真をここにあげたいと思う。
たぶん今後ズームレンズはタムロンで揃えていくことになりそ。
タムロンはコスパはいいし描写は好みなのだけど外装デザインがねー。
とずっと躊躇していた(爆
でもそこにこだわるのは止めた。実を取ることにした。
今年から外装に金色使うの止めたのはとっても良いことですよタムロンさん!
はっきり言いましょう!ゴールドで高級感をアピールするのは超ダサです!
ぜひ今後も今年の路線でシックにデザインしてください。オヤジの成金趣味的なデザインはさっさと捨てましょう!
光学系は変えなくていいから外装だけでもデザインリニューアルしましょう!
できれば女性デザイナーにお願いした方がいい。しなやかな描写とマッチするから。
と勝手な個人趣味を訴えてみる。
(週末に届くレンズは今年のモデルじゃないので外装にゴールド入ってるんだよなぁ。。泣)