SIGMA DP2 merrill
あらたまって書くのもなんですが、最近このつたないブログにアクセスしていただく方が少しずつ増えておりまして、ちょっとお礼を申し上げたくなりましたもので。
やっぱり見ていただく方が増えるのは嬉しいものです。
たぶんRSSか何かを使われているのだと思いますが、写真をアップするとアクセスがグーンと伸びるので、素直に嬉しいです。
感謝です。
もう20年前くらい前のことですが、とある会社に勤めていたとき、アルバイトで僕の仕事を手伝ってくれていたTさんという同年代の女性がいたのですが、そのかたは彫刻をやっているアーティストでした。
その頃は月80〜100時間の残業はあたりまえ的な感じでガシガシ仕事をしていた時期で、身も心も頭もガチガチの仕事漬けの日々でした。ちなみに仕事はお役所向けのまちづくりの計画や調査をする仕事でした。
あるとき、Tさんがアーティスト仲間と作品の展覧会をやるというので、仕事仲間と一緒に観に行ったことがありました。
で、観たわけですが。。正直言って、あまりにも前衛的というか理解不能の作品ばかりだったので(もちろん作品は理解するものではないのですが。)
Tさんに思わず真剣に聞いてしまいました。少しでも理解できるような糸口はないかと思って。
「こういう作品って、どうやって作るの?
どうやってというのは技術的なことではなくて、何がそうさせるのかというか、なにを意図して作るわけ?」
今思えばなんというカタイ質問をしたんだろうと感じるけれど、当時は本気で疑問だったので(笑
その時Tさんはとても困ったような曖昧な感じで「うーん。。ごにょごにょ」と、まあちゃんとした回答はありませんでした。
アーティストってやっぱりわけわからんなぁとか、その時は感じたわけですが。
それで、なんでこんなことを書いているかというと、今ならなぜ彼女が答えに窮したのかが少しわかるなと感じるからです。
何を動機として作品を作るかなんて、作っている本人もわからない。
それは写真を撮り始めて、つまり自分で撮った写真をブログなどで表現し始めて、はじめてわかったことです。
動機などなにもないということ。たぶんTさんも、ただ作品を作りたくなって作っていただけで明確な動機なんてなかったのだろうなと。
ふとそんなことを思い出しました。
ですが、見ていただく方が増えるのはとても嬉しいですし、写真を撮るエネルギーが増してくるのも確かなことで、表現するというのは愉しいことだなぁと感じ始めています。
2009年頃からボチボチはじめた写真ですが、なぜか最近は「写真を撮ること」が僕の日常生活に欠かせない活動になってきていて、少しずつその比重が大きくなっています。
これまでも何度か写真撮るの止めようかな、とか、撮る気がしないなとか、そういう波が来るのですが、なぜかまたむくむくと写真を撮りたくなり、再び撮りはじめるということを繰り返しているので、たぶん長い付き合いになりそうな予感です。
と、だらだらとわけのわからないことを書いてしまいましたが
言いたいのは見ていただいている方へのお礼です。
いつも見ていただき、どうもありがとうございます!